・サービス残業未払い分の請求書という内容証明郵便が送られてきた。
・単なる自己都合退職だと思っていたら、労基署に駆けこまれていた。
・聞いた事のない労働組合から団体交渉の申し入れがあった。
現代の情報化社会では、インターネットを使えば過去の事例が簡単に検索できるので、従業員にとってはアクションが起こしやすいと言えますし、経営者にとってはひと昔前とは状況が違っていることを理解し、法令を遵守することはもちろん、ある程度の理論武装をしておくことが必要です。
昨今の労働者は権利意識も強く、トラブルの際は経営者の思いなどまったく意に介さず、雇用されていた会社に対しての恩や義理など期待できないことが殆どです。
また、労使トラブルは、労働者からすると貰える物は貰うという考えから始まるのかもしれませんが、経営者サイドにとっては、どう転んでも1円も生み出すことがないものです。
そして最後には、お互いが疲弊し、双方にとって一生消えないシコリが残り、誰からも歓迎されることのない、非常に後味の悪い結果が待っています。