世の中にあるどんな「大企業」でも、最初は家業と呼ばれるような個人商店からスタートし、企業へと成長していく過程で「ヒトの成長」という避けることのできないプロセスがあります。
実際、昨今のニュースに於いても、企業の成長にヒトが追い付いていない場合、急成長を遂げたその先に、急降下が待ち構えていたという例は数多く見受けられます。
個人事業のように、組織が小さいうちは、誰もが、どんな業務でも、こなす必要がありますが、売上げが増え、人員を増やし、組織が大きくなっていく過程で、必ず必要になってくるのが権限を委譲し、業務を分担することです。その区分を<その日暮らし>で振り分けているうちは、必ずムダ・ムラ・ムリが生じ、そこかしこに非効率な歪みができてしまいます。